
リスティング広告と言えば、
主に、Yahoo!リスティング広告(Yahoo!プロモーション広告)と
Googleリスティング広告(Google AdWords)があります。
このうち、Yahoo!リスティング広告に関しては、
Yahoo!自身が運用代理店をランク付けし、星を付けています。
この星というのはYahoo!リスティング広告の正規代理店の中でも、
ある一定水準を超えた代理店にだけ与えられるものです。
まぁ主には、売上規模でランク付けされているのですが。
五つ星~一つ星でランク付けされていますが、
実際、このランキングと言うのは信用できるのでしょうか?
「信用できるか?」と言うと表現がよくないですが、
「五つ星の代理店に運用を任せれば、広告効果が期待できるのか?」
と言うと、その答えは「No」です。
もちろん、星が付いている代理店に関しては、
Yahoo!社が認めた代理店ということになるので、
一定水準のサービスレベルや知識は持ち合わせています。
また、星の数によって、Yahoo!側からのサポートが変わってきます。
星が多い方が、Yahoo!→広告代理店へのサポートが厚くなるので、
結果的に広告代理店→クライアントへの情報提供スピードなどは早くなります。
それと、星の数が多い方が、Yahoo!側とのパイプが太くなるので、
ちょっとした無茶なんかも聞いてもらいやすくなりますね。
こういった形で、星が多い代理店が優遇されているのは、
たくさんYahoo!リスティング広告を販売していくれる代理店へのサポートを厚くし、
より多く売ってもらおうというYahoo!側の意図があるからです。
そういった意味で、星が付いている代理店に運用を任せるというのは、
メリットがあることだとも言えます。
ただし、星が多ければ多いほど、
自社のリスティング広告の効果が大きくなるかというと、
決してそんなことはありません。
Yahoo!リスティング広告の星の決定要素のほとんどは
リスティング広告の売上規模です。
つまり、売上が大きい代理店が星の数が多くなる仕組みです。
極端な例ではありますが、
社員数1,000人で、大規模に事業を行っている代理店と、
社員数が10人で、少数精鋭で事業を行っている代理店の場合、
前者の方が売上規模が大きくなるのは当たり前です。
このため、単なる売上規模という尺度だけでいえば、
星付き代理店の方がいいように見えますが、
リスティング広告の運用において重要なのは、
代理店の売上規模ではなく、自社に対してどれだけ丁寧に運用をしてくれるか?
という点です。
この点でいえば、売上規模が大きい会社よりも、
少数精鋭の会社に任せた方が
広告効果が返ってくる場合も多々あるということです。
あとは、自社の広告予算をどれだけ用意できるのか?
ということも重要なポイントです。
包み隠さずに真実をお伝えすると、
月額費用が20万円しか用意できない会社の場合、
おそらく、星が多い代理店は仕事を受けてくれないでしょう。
なぜなら、彼らのクライアントのほとんどは、
月額予算が数百万円~と言った形になっているからです。
もちろん、すべての代理店がそうだとは言いませんが、
「星が多い代理店は、売上規模が大きい」
↓
「売上規模を保つために、予算を持っているクライアントしか相手にしない」
という可能性も十分にあり得るということです。
こんな事情もありますので、単純に
星が付いているから~とか、星の数が多いから~
といった要素だけで代理店選びを行うのはダメですね。
やはり、自社の状況(商品、サービス、広告予算、代理店に何を求めるか)を
しっかりと考えて上で、代理店選びを行っていくことをお勧めします。
とはいえ、自社だけでは代理店選びができない・・・とお悩みの場合は、
こちらから代理店選びの相談を承っていますので、お気軽にどうぞ。
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